我が家の猫が手術を行ったのは生後6カ月ごろ
猫の避妊手術を行うのに適した時期は、生後5カ月くらいからといわれています。体重の目安はおよそ2kg。我が家がお世話になっている動物病院では、生後6カ月を過ぎないと避妊手術の許可が下りませんでした。
そのため、生後6カ月を迎えるのを待って、手術の予約をお願いしたのです。
※思ったより長くなってしまったので、見たいところだけ飛ばし読みしてくださいねー(笑)
目次
手術日前日~当日の朝まで絶食
手術は午後からですが、当日はフードも水も禁止でした。これが可哀想なんですよね。だって、唯一楽しみにしてるのがご飯じゃないですか?
何度も催促されて、しまいには切ない声で鳴かれて、めちゃくちゃ辛かったです(´;ω;`)それもあって、早いところ病院に行ってしまおうということになりました。
まずは術前検査(午前中)
手術を行うにあたっては術前検査を行い、麻酔に耐えられるかどうかなど、血液検査や触診検査等で確認します。手術の1週間くらい前に検査だけ行うのが理想的だと言われました。しかし、ななかまどは超ビビリだったので何度も病院に来るのはストレスになるかもしれない…。夫と話し合った結果、手術当日に検査をしてもらうことに決めました。(検査がスムーズに済めば、問題ないとのことでしたので)
検査結果の数値は書面にしていただいているのですが、専門的なことは分かりません(^-^;何か説明はあったのは記憶しているのですが、今となっては思い出せず(-.-)
書面の画像だけ残しておきますので、もしどなたか参考にしたい方がおられれば。
確か、APTTの数値にチェックが入っていて、説明はあったのですが、問題ないレベルだと言われた記憶があります。素人にはさっぱり分からずで、先生がおっしゃるのなら大丈夫だと、信じるほかはないですよね。
手術・処置麻酔同意書
麻酔は100%安全ではないこと、それによって不測の事態が起こった場合は最大限できる処置・検査を行う旨が書かれ、それでも回避できない場合があることに同意します。正直言ってサインしたくありませんが、こればかりは人間の場合と一緒ですね。
手術後は一泊が原則
お世話になっている動物病院の方針では、避妊手術は一泊することが決まっているのだそう。ほかの病院では日帰りのところもあるので、病院によって違いがあるのでしょう。ななかまどを預けるのは不安があったので、夜に引き取れないか打診したのですが断られてしまいました。
しばしお別れ。何事もありませんように!
検査もクリアして、手続きが終わったらあとは病院に預けて帰宅します。キャリーバッグに入れたまま引き渡しました。うう(:_;)がんばって、ななかまど。
ななかまどが我が家にきて半年、初めて二匹のいない夜を過ごしました。ちょっぴり寂しい…と感傷にひたりながらも、せっせとケージ裏の掃除をする私(笑)。
翌朝にはお迎え
動物病院の診療開始時間に合わせてお迎えにいきました。緊急の電話もなかったので、無事終わったのだろうとは思っていましたが、ドキドキ。
透明なタイプのエリザベスカラーをつけたななかまどと無事対面しました。先生から手術が無事に済んだことや、今後の経過観察についての説明をひととおり受け、帰宅。よく、手術後はご飯を受け付けなくなる子がいると聞きますが、ななかまどは病院から出されたフードを完食したとのこと(笑)。やるな。
手術した場所は針金のようなもので縫合されていて、1週間後に抜歯すると言われました。最近は縫わずにテープで留める方法もあるようですね。それもいいなあ、と思ったのですが、家から近くて比較的規模の大きな病院だったので、病院の方針なのであればそれで良いと思いました。
避妊手術にかかった費用
- 避妊手術…19,000円
- 採血料…200円
- 血液一般検査(電解質)…550円
- 血液化学検査…450円
- 血液凝固系検査3項目…3,500円
- 糞便検査(浮遊法)…1,000円
- 消費税…2,200円
合計29,700円(1匹分)
2匹で約60,000円。避妊手術高いわ(゚д゚)!
恐らく、一泊することも込みでの費用だと思いますので、日帰りの病院だともう少しお安いかもしれません。
ちなみに、ペット保険に入っていても不妊・去勢手術は対象外です。
避妊手術は去勢手術より高めで、一般的には20,000~30,000円くらいが相場です。自治体によっては助成金が下りることもあるようなので、検討している人は調べてみると良いのではないでしょうか。
術後の様子と経過
抗生剤を1週間分。食事はいつも通り
食欲があればいつも通りの食事を、との指示だったので、朝晩は抗生剤入りのウェットフードとドライフードのミックスを与えて、中間お腹が空いたらドライフードを少し与えていました。帰ってきた当日は、ごほうびとしてちゅーるをあげましたけどね。
かまどがナーバスに
病院から引き取って帰ってきたときは、猫たちに少し混乱した様子がみられました。なんと、かまどがななに対して威嚇するような鳴き方をしているのです。これは、恐らく病院ではそれぞれケージに入れられていたため、お互いのニオイがわからなくなったのでは?と思っています。しばらく飼い主にべったりくっついていましたが、次第に落ち着きを取り戻していました。
ななには謎の傷?が
一方、ななのほうはかまどに威嚇するようなことはなかったです。ただ、両手の爪に血のようなものが滲んでいて、赤くなっているのが気になりました。病院で確認することも忘れてしまったので、いまだにあれが何だったのか分かりません。(写真撮っておけば良かった。後悔!)
推測としては、入れられたケージを出ようとして、暴れた結果か、あるいは爪を切られたとき(病院で切ってくれたのでしょう、我が家で切るより深くカットされていました)に暴れたのか…。爪に関しては、すぐに新しい爪が生えてきたので、特に問題は感じませんでした。
最初の2~3日はあまり動かず
エリザベスカラーを嫌がるかと懸念していたものの、本にゃんたちはそれどころではなかったのかもしれません。ご飯やトイレは通常通り(かまどは2日くらい便が出ませんでしたが)でしたが、あとは横になっていることが多かったです。
ちょうど寒い時期だったので床暖房をつけていたこともあり、ずっと床に転がっていました。かまどなんかはずっと小さく鳴き続けていたので、術後の違和感、痛みなどを感じていたのかなあ。この頃から、かまどは良く鳴く子になったような気がします。
ちなみに手術前、就寝時はケージで寝てもらっていました。手術後はカラーをしているので迷ったのですが、帰ってきて1日目だけはリビングでみんなで寝て、次の日からは夜だけケージに入ってもらったのです。カラー着けたままで逆にケガしないか心配でしたが、そもそも動き回る元気もなかったようなので、抱き上げてケージに入れたらわりと大人しくしていてくれました。
3日目以降に起こった出来事
恐るべし猫の回復力。3日も過ぎればだんだん活発に動くようになってきて、エリカラをしたままでも走り回るようになってきました。エリカラをした状態に慣れて、感覚を掴んだのかもしれません。
そして、今でも笑える事件が勃発。
いつも夜は寝室の引き戸を閉めて寝るようにしていた(その頃は寝室を分けようと考えていた)のですが、心配だったので数センチすき間を開けていたのです。
朝方、ふと目を覚ますとエリカラをしたななとかまどがベッドの横でコチラを見ているではありませんか!(゚д゚)!えーーーーー?どしたの?
ケージを見ると、カギ(といっても簡易的な上から挿すタイプの)が開けられています。そうか、エリカラが上手いことぶつかって、カギが開いたのね。
「あらあら、来ちゃったの(*´ω`)」
寂しかったのかもしれませんね。今でも思い出すとクスっと笑えます。
その頃は傷口が痒いのか、エア毛づくろいをするようになりました。しかし、エリカラが傷口にこすれてしまい、かえって赤くなってしまいます。そこで、この頃からときどきエリカラを外す時間をあげるようにしてみたのです。
10日後に抜糸~14日後にエリカラ終了
そんなこんなで抜糸の日がやってまいりました。
傷口を縫っていた痛々しい針金を外し、ひととおり問診を終えたらあっさり完了。化膿もしていないようです。エリカラはもう少しするように指示がありましたが、様子を見て大丈夫そうだったので手術後2週間で外しました。
これから手術を控えている人へ
猫の避妊手術は病院によって費用も方針も違います。術後も我が家のようにエリザベスカラーをする病院もあれば、テープのみという病院もあるようです。エリザベスカラーが苦手な子であれば、術後服も市販されています。我が家でも術後服を一度は検討したのですが、結構なお値段だったので結局買わずに終わってしまいましたが。
また、最近は術式の詳しい説明や、摘出した臓器をきちんと見せてくれる病院もあると聞きます。今回の病院ではそのような話はなく、私も無知だったので聞くこともしませんでした。
リスクを伴う手術だからこそ、病院の方針をしっかり認識したうえで、納得できる病院を選んでみてはいかがでしょうか。
そして、できるならちょっとした変化も見逃さないように、たくさん写真を撮っておくことをおすすめします。私は痛々しい姿をあまり見たくなくて、手術後の写真が少なめです。今こうして思えば、もっとたくさん撮っておけばよかったと後悔してるので(^▽^;)
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