北のねこ暮らし

姉妹猫ななかまどとの暮らし。

猫にかかる費用ってどれくらい?

猫一匹の生涯にかかる経費は約108万円

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さいきんのねこはグルメよ!

【目次】

 

猫にかかる費用の算出は、さまざまな機関が独自の調査を行っていて、それぞれ数字も異なります。一般社団法人ペットフード協会(2017年調べ)では、猫の生涯にかかる必要経費は107万6,313円であると算出しています。猫の平均寿命が15歳とされていますから、年間7万円とちょっとがかかるということになりますね。

一方、ペット保険会社が調査した2017年のデータでは、猫にかかる年間支出は約21万円、2018年のデータだと約23万円にもなり、7万円をはるかに上回る数字が出ています。これは対象者が保険加入者であるため、ペット保険料が含まれた数字だからです。

ペット保険に加入するかどうかや、大きな病気にかかってしまうかどうかの違いでも、猫の生涯にかかる費用は変わってきます。

また、最近はフードの質も上がり、プレミアムフードと呼ばれる高価なフードが売れる傾向なのだそうです。最近は犬も猫も家族の一員として扱い、美味しいもの、健康的なものを食べさせたいという飼い主が増えてきたということなのでしょう。

そういったことからも、昔と比べて猫も長生きできるようになり、費用もそれなりにかかることが伺えます。

それらを踏まえ、猫一匹をお世話するのにかかる費用の内訳と、予定外の出費として考えられることを私なりに考察してみました。

※参照書籍:【ねこの法律とお金】渋谷寛監修

※参照サイト:【アニコム損害保険株式会社】

毎年恒例! ペットにかける年間支出調査(2018年)

https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2017/news_0180315.html

猫にかかる費用はフード・医療費が大半。ほかには…?

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懸賞で当たったオヤツ?飼い主ったらセコイわね…

猫にかかる支出の大半がフード(おやつ含む)と医療費。次いでペット保険料となっています。そのほかの支出は箇条書きにまとめてみましょう。

などなど。

ペットホテルに預ける必要性、地域による光熱費の違いなど、支出の内訳ってケースバイケース。人によって支出の金額も内訳もかなり違うということが見てとれますよね。

猫関連の支出は飼い主の生活環境によって左右されやすい

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寄り添って生きていこうときめたの。

猫は家族同然。だから、猫にかかるお金は当然ある程度用意している人がほとんどでしょう。その一方で、飼い主の生活環境の変化で猫にお金をかけられなくなる人もいます。例えば、

  • 結婚(結婚相手の金銭感覚が違うなど)
  • 離婚(経済力がなくなるなど)
  • 病気(入院・通院費がかかるなど)
  • 仕事の減給・降格(経済的に厳しくなるなど)
  • 失業(収入が途絶えるなど)

といったところでしょうか。猫が施設に保護されるケースとして、野良猫や捨て猫だけでなく、飼い主の生活環境の変化があることも見逃せない現実です。もちろんお金だけが原因ではなく、お世話できる人がいないなどの理由もあるでしょう。なかにはやむを得ない理由で猫を保護施設に委託して、施設に多額の寄付をされた人もいます。しかし、そのような人ばかりではないから、多頭飼育崩壊や飼育放棄などの問題が起こってしまうのではないでしょうか。

歳をとってからでも猫と暮らすためにできることについてまとめた記事も、よろしければどうぞ。

 

nanakama.hatenablog.com

 

 多頭飼育崩壊に思う、お金の大切さ

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お金だけが原因ではないにせよ、計画的に飼育費を捻出していれば、解決できる問題もたくさんあります。多頭飼育崩壊は、不妊・去勢手術を行わずに多頭数飼育したことが直接の原因です。手術を行わないのは「可哀想だから」ということもありますが、多くは「手術代がかかるから」という理由。

我が家の姉妹猫が避妊手術を行った経緯はコチラ。手術費用も公開しています。

 

nanakama.hatenablog.com

 

しかし、あまりに数が増えてしまうと、何とかしなければならないという気持ちはあるものの、手がつけられない状態に陥ってしまうのです。

猫の不妊・去勢手術が必要な理由↓↓

 

nanakama.hatenablog.com

当然、 不妊・去勢手術の認識がなければ手術を行おうとも思わないでしょう。適正飼育という概念と、それに伴うお金、この2つが揃わないと猫も人も不幸になってしまうのではないでしょうか。

飼い主が今からできるペット資金対策

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猫の生涯にかかる費用は約108万円という数字が出ていますが、飼い主の生活環境によってそれ以上にもそれ以下にもなります。

飼い主が今からでもできる対策として、

  • 猫貯金、または投資をする
  • ペット保険に加入する
  • 猫の病気予防に努める

こういったことが考えられます。大げさに聞こえるかもしれませんが、ペットを家族同然と考えるのであれば、計画的に将来を見据えていかなければならないのです。

ちなみに我が家では、猫専用と決めた口座があります。普段の猫関連の支出では使いません。高額の医療費がかかるなど、いざというときのために使おうと決めています。

その代わり(になっているかどうかは分かりませんが)、ペット保険には加入していません。その分、投資などで積み立てをするという方針です(リスクはありますが)。保険や投資の考えには個人差があると思います。大事なのは猫の将来を見据えた資金計画をもつこと、ですよね。(^-^)

賢くマネープランをたてよう♪

猫1匹にどれくらいのお金がかかるのか、一般的な金額と資金対策について紹介しました。具体的に数字にすると、将来の計画も立てやすいですよね。もちろん、お金がすべてではありませんが、資金に余裕があると飼い主の心にも余裕が生まれます。これから猫を迎えたいと思っている人に参考になることがあれば嬉しいです(^-^)

 

 最近バイブルになりつつある書籍

 

NISAを利用して猫資金を貯めた記事はこちら。

 

nanakama.hatenablog.com