北のねこ暮らし

姉妹猫ななかまどとの暮らし。

子猫は猫風邪になりやすい!

ワクチン前の微妙な時期は、風邪に注意!

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我が家に来て1週間ほどたった頃、かまどは風邪をひいてしまった!

猫を飼うまで知らなかったのですが、子猫は風邪をひきやすいです。通常、室内飼いの猫は生後2~3カ月でワクチン接種します。ペットショップなどで猫を購入する場合はワクチン接種済みの状態で引き渡しとなることが一般的でしょう。

我が家にななとかまどが来たのは生後1カ月半。ちょうど離乳したての時期でした。一応動物病院に連れていきましたが、「まずは家に慣れること。ワクチンは落ち着いてからで大丈夫」と言われたのを覚えています。

それから1週間ほど経ったある日、かまどがくしゃみをするようになりました。最初はあまり気にしていなかったのですが、あきらかにくしゃみの回数が増え、黄色っぽい鼻水がくしゃみするたびに床や壁に付着しているのです。本にゃんも苦しいのか、だんだんと元気がなくなってきました。

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ななは元気だったのですが…

心なしか呼吸もゼイゼイとしていたので、迷わず動物病院に連れていきました。ななも一緒に。事前に病院に電話したところ、「多頭飼いの場合は感染している可能性が高い」と言われたからです。

診察の結果、やはり一般的な猫風邪である「猫ウィルス性鼻気管炎(ヘルペス)」の可能性が高いとの診断を受け、抗生剤として目薬を処方されました。ななに関しては際立った症状は出ていなかったものの、このままだとほぼ確実に感染すると言われ、同じ目薬を一定期間さすことを勧められました。

「風邪の治療に、目薬?」

人間では聞いたことがない治療だったのですが、子猫の場合は有効なのだとか。目と鼻は繋がっていますからね。

母猫から感染する場合も

ちなみに、獣医さんから聞いたお話では、かまどのようなケースは、ほぼ確実に母猫からの感染で、すでにウィルスを保有した状態で産まれてきているのだとか。つまり、風邪の「キャリア」状態で、環境が変わったなどのストレスが強くかかったときに「発症」するのだということです。(´;ω;`)ウッ…我が家に連れてこられたせいだ。

治療中にワクチンはNG

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 目薬を子猫にさすのは大変でした。1日2種類を最低3回と言われたのですが、ひとりのときはなかなかうまくいかず、失敗も多かったです。そのため、なかなか目薬だけでは症状が良くなりませんでした。

風邪が治らなければワクチンは打てない。このまま治らなければどうなってしまうのだろう…。この時期は不安で不安でたまりませんでした。かまどは相変わらず鼻が詰まっているような感じで、くしゃみもしています。ケージまわりはくしゃみの飛沫だらけになり、スチームクリーナーで掃除する毎日です。そんななか、ななだけはいつも元気だったので少し救われました。

目薬治療をはじめて約2カ月、(長い…)まったく元気がないわけではないのですが、まだくしゃみは続くかまど。居ても立っても居られなくなり、二匹を連れて再び病院へ。

このとき、はじめて粉末の抗生剤を処方されたのです。目薬と併用して使うように言われ、粉薬はウェットフードに混ぜて与えました。(このとき、はじめてのウェットフードデビュー)すると、2日ほどしたらかまどはほとんどくしゃみをしなくなったのです。抗生剤すごい!

ワクチン接種と、その後の経過

抗生剤が利いたおかげでかまどは次第に元気になり、毎日行っていたくしゃみの飛沫掃除も頻度が減りました。これでやっとワクチンが打てる状態です。このとき、もう生後4か月にはなっていました。

ななかまどが摂取したワクチンは

  • 猫ウィルス性鼻気管炎(ヘルペス
  • 猫カリシウィルス感染症
  • 猫汎白血球減少症

の3種です。5種ワクチンもありますが、室内飼いであれば3種で十分だとアドバイスいただきました。子猫のワクチンは最低でも2回は必要とのことで、この1カ月後にまたワクチンを打ちました。以降は1年に1度の摂取を勧められています。

獣医さんにも教えていただいたのですが、キャリアの状態でも、ワクチンを打つことで発症しても軽い症状で済むのだそうです。現在ななもかまどもほとんど風邪症状はありません。ときどき、忘れた頃に「くしゅん」と聞こえますが、連続でくしゃみをすることはまずなくなりました。ワクチンってすごいなー。

※猫風邪は、猫同士では感染しますが、人間には影響ないということです。ただ、人間を介して他の猫にウィルスを移す可能性はあります。ウィルスを運ばない、持ち込まないために、手洗いや着替えなどで対処すると良いそうです。

※追記でもう少し情報を追加しました。↓

 

nanakama.hatenablog.com

 猫の感染症の種類と受けられるワクチンについての記事はこちら

 

nanakama.hatenablog.com