北のねこ暮らし

姉妹猫ななかまどとの暮らし。

日本猫とは?猫の種類と性格

私たちになじみ深い日本猫

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The日本猫です。

ただいま「ねこ検定」の勉強中です。

受験科目には猫の歴史があり、テキストを読んでいると自分が知らないことがたくさんあって驚かされます(^-^;

今回は私たち日本人に古くから親しまれている、「日本猫」についてのお話。

我が家の姉妹猫、ななかまどはいわゆる「雑種猫」だと思っていました。その呼び方も間違いではないようですが、日本猫とも呼ぶのですね。外で暮らしていようが、室内で飼われていようが、日本猫という呼び方は一緒です。

日本猫のルーツは奈良時代からだとする説と、弥生時代からだとする説があり、中国から伝わったといわれています。もともと人間に飼われて生活してきたため、最初から「野良猫」だったというわけではありません。外飼いで繁殖したり、人間が放置したりした結果、外で暮らす猫が増えてきたのです。

日本猫は外で暮らす猫を保護するか、もしくは保護した人(や団体)からもらい受けるのが一般的です。

猫との出会い方についてはコチラをご覧ください。

 

nanakama.hatenablog.com

 日本猫の種類(毛色)と主な性格

日本猫の毛色にはさまざまな種類がありますよね!猫だって人間同様に、個体差があって当たり前だと思います。毛色ですべてを測れるわけではありませんが、ここではあくまでも一般論として、毛色ごとの性格を簡単に紹介します。

単色(白・黒・灰)

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白猫は気が強くて賢い反面、繊細な一面も持ち合わせています。色彩遺伝の影響を受けやすく、左右の瞳の色が異なる「オッドアイ」が良く見られるのが特徴です。

黒猫は甘えん坊で大人しい子が多いといわれています。日本では「福を呼ぶ猫」として親しまれています。

灰色(グレー)の猫は日本猫では珍しい毛色。警戒心は強いけれど、いったん心を許した人には甘えん坊になる傾向があるようです。

黒白(ハチワレ)

黒と白の両方の色を持つ毛色のことで、額からちょうど八の字状に黒色が入った猫をハチワレ猫と呼びます。ほかにも手足の部分だけ白い猫を靴下猫、左右の肩から胴体にかけて黒い猫をタキシード猫と呼ぶこともありますね。ハチワレタイプはキジトラに次いで日本に多くいる猫です。黒×白の模様はハチワレ以外にもさまざまなタイプがあります。黒白の猫は臆病で神経質な子が多いといわれていますが、黒い部分が多いほど、甘えん坊の傾向にあるようです。

縞模様(キジ・サバ・茶)

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わたしはキジトラ。


キジトラは黒×こげ茶の組み合わせ。白い部分がある場合はキジ白と呼びます。猫の祖先であるリビアヤマネコに一番近い色で、鳥のキジの色に似ていることからキジトラと言われています。日本に一番多いとされる柄で、性格も猫らしく、ワイルドで遊び好きの子が多いようです。

サバトラは灰色×黒の組み合わせ。魚のサバに色が似ていることからそう呼ばれています。キジトラに比べるとややおっとりした性格ですが、慎重な一面もあるようですね。

茶トラは赤茶×薄茶の組み合わせです。白い部分の有無、そしてその面積が多ければ白茶、少なければ茶白とも呼びます。茶トラは遺伝子の関係でオスが産まれやすい傾向にあるようです。オスの茶トラ猫はおっとりして甘えん坊さんが多いことで有名ですね。数少ないメスの茶トラは、オスに比べるとマイペースな子が多いようです。

動物好きで有名なあの女優さんのインスタにも茶トラの猫さんが登場しますよね♪

多色(三毛・サビ)

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三毛猫とは、毛色に三色の色を持つ猫のこと。白・茶・黒が基本ですが、色の濃淡によってはキジ三毛やトビ三毛と呼ぶこともあります。縞模様が入った縞三毛も多いようです。三毛は遺伝子の関係上オスはほとんど存在しません。日本では幸運を呼ぶ招き猫のモデルとして古来から親しまれています。三毛猫はプライドが高く、頑固である反面、一度心を許した相手にはべったり甘えん坊。三毛といえばツンデレといわれるほど有名ですよね。

サビ猫は、黒・茶・白(もしくは薄茶)がまだらに入った模様の猫。独特な色の入り方から、人に避けられがちだといわれていますが、(なんとひどい)実は猫の中でもかなり賢いことで知られています。協調性も高いとされているので、多頭飼いでお迎えするのにぴったりなタイプですね。サビ猫も三毛猫同様に、遺伝子の関係上ほとんどがメスです。

日本猫がルーツ!ジャパニーズボブテイル【血統種】

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ボブテイルちゃんの画像が無かったのでななの写真を。彼女はカギしっぽです。

ところで日本にも、独自の血統種があることを知っていましたか?

それが「ジャパニーズボブテイル」です。

ねこ検定のテキストにさらっと記載されていたのですが、私は知りませんでした。調べてみると、しっぽが短い日本猫を珍重したアメリカ人が自国アメリカで繁殖させ、血統種に認定されたのだそう。特徴としては日本猫とほぼ一緒で、その名のごとく、しっぽが短くてお団子状になっていること。そんなジャパニーズボブテイルですが、ブリーダーが少ないようで、ペットショップなどではお目にかかれないようです。私も見たことがありません。信頼できるブリーダーさんを探すしかないですね。

とはいえ、血統種認定でなくてもボブテイルの猫は時々みかけます。もともとは日本猫がルーツなのですから、保護猫施設などに問い合わせてみると意外と見つかる確率は高いのではないでしょうか。

結局、どの猫もかわいい

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生後間もない頃のななかまどです。ちっちゃい…

私は最初、茶トラの女の子と出会えたらいいなと思って探していました。当時は遺伝子のことなど考えたこともなかったので、まさか茶トラ女子がそんなに少ないとは知らなかったのです。

我が家の猫についてはコチラをご覧ください↓

 

nanakama.hatenablog.com

 

どのような猫を飼うことになるかは「縁」も大事ですよね。子猫が産まれたと連絡をもらい、初めてななかまどと対面したときには、もう毛色のことは頭になく、「この子たちを連れて帰ろう」と即決しましたから(*´ω`)

二匹の性格が一般論に合っているかどうかは微妙なところですが、ななの方はキジ白らしいやんちゃな面があり、かまどはおっとりしているものの、警戒心が強いところはキジトラらしいのかな…?と思います。

性格は環境によっても変わるので、何ともいえませんが。

結局は、どんな柄でも、どんな性格でも、かわいいものはかわいいのです!(*^_^*)

もし、自分に合った性格の猫を探したいと思っているなら、子猫ではなくある程度大人になった猫を飼うのがおすすめです。成猫のほうが性格も定まっているので、自分との相性を測りやすいですからね。保護猫施設では飼い主さんと相性の良さそうな猫を紹介してくれることがありますので、ぜひ問い合わせてみてみてはいかがでしょうか。

 

私が勉強中のねこ検定テキスト

 中級・上級編

 同士のみなさん、がんばりましょう(^^♪