我が家の部屋は、引き戸で仕切られています。
初めて猫を迎えた際、引き戸から先の寝室には猫が入れないようにしていました。
再三このブログでもお伝えしている通り、私は当時猫アレルギー疑惑があり、(後にアレルギー判明)猫と一緒に寝るのは避けようと思っていたんですね。
ですが、引き戸なんてものは簡単に攻略できるわけなんですよ、猫様は。
【目次】
寝室を分けていた子猫時代
我が家に姉妹猫のななとかまどを迎えた当初、夜寝る時と家を空けるときは、ケージに入ってもらっていました。
寝る前にたっぷり遊んでからケージに入れると、朝までぐっすり眠ってくれたものです。
早朝、
猫たちのミャーミャーと鳴く声で起きるのが日課でした。
よしよし。
そのまま「夜はケージで寝るもの」と覚えてもらいましょう。
………
………
………などとうまくいくはずもなく。
ななかまどが成長するにつれ、当然行動範囲も広がっていき、
ソファー、テーブル、キッチン…と、あっという間にエリアが攻略されていきました。
そのうち彼女たちは、どうやらまだ入ったことのない「開かずの間」があるらしいと気付きます。
その引き戸を開けて出入りする私の姿を見るたびに、興味しんしんの目でじっと機会を伺っておりました。
引き戸は意外な方法で開城
ななとかまどは、生後6カ月過ぎに避妊手術を行いました。
お世話になった病院は術後服やテープではなく、バリバリのエリザベスカラー推奨派。
(エリザベスカラーとは、ペットが手術痕を舐めないように首回りをガードするカラーのことです)
エリカラを装着することで、空間認識がおかしくなるのか、慣れるまでは2匹とも行動範囲が狭かったです。
ごはん→トイレ→寝る、のループ。
さすがにケージだと中でカラーをぶつけて危なそうなので、夜はケージではなく、リビングでみんなで寝ていました。
(このときは開かずの扉は閉めたまま)
でも2~3日もすると、エリカラ生活にも慣れてくるわけですよね。
たまにガコガコどっかにカラーをぶつけながらも、元気に走り回るようになります。
そこで、そろそろケージで寝られる頃だろうと、夜はケージに入ってもらうことにしたのです。
飼い主は、やっと引き戸の奥の寝室で眠ることができました。
*************
そんなある日の早朝のこと。
朝起きたら、エリカラ装着のななかまどがまるで宇宙人のように目の前にいて、私を見つめているではないですか。
えーと、状況を把握しなければ…
- 昨晩、ななかまどはケージに入って寝た。
- ケージのカギはかけた。
- 引き戸は5cmくらい隙間を開けておいた(ななかまどの様子が分かるように)
- ななとかまどは、今目の前にいる。(=^・^=)(=^・^=)オハヨーにゃん
その瞬間出た言葉は、
「あららー(*´ω`)どうしたのー入って来ちゃったのーあらあら」
みたいなどうしょうもない言葉だったと思います。
後々の検証。
- ケージのカギは開いていた
- どうやらエリカラがカギを押し上げたもよう。(簡易タイプなので)
- 開けば、出る
- 引き戸の隙間発見!
- 手を引っかけ、開城
- 飼い主いたーー!ワーイ!
恐らくはこんな流れでしょう( ̄ー ̄)
エリカラでケージの扉が開いたことで、開かずの間も無事に?攻略となりました。
引き戸開放へ
一度、引き戸の開け方を知ってしまったななかまど(正しくは、なな)。
それ以降は、例えぴったり戸を閉めていても、ほんの少しの隙間に爪を引っかけ、あっという間に開けてしまうようになりました(^-^;
それでも、当時の私は
「猫が入れないスペースがあったほうが良い」
と思っていて、ドアストッパーなども試してみたんですよ。←往生際が悪い
ところが、我が家の引き戸は「吊り戸」、つまり上にレールがあるタイプで、下部には1cmほど隙間ができるんです。
ななは、ごろんところがって下の隙間に手を入れ、上手にストッパーをぶっとばして扉を開けるようになりました。
ねー、うちのなな天才でしょー?( *´艸`)
…じゃなくて。
つまり、もう為すすべなし。
もういーじゃん、ってことになったというわけですね。
そのうち、2匹ともだんだん体も大きくなってきたので1歳くらいを機に晴れてケージフリーとなり、今や家じゅうがテリトリーです(笑)
残念ながら当時の動画はありませんが、最近の動画を。
これは、隙間からじゃらしを出して遊んでいるときに撮影しました。
おわりに
我が家は、いつもななが常に先導を切って新しいことを覚えます。
今回紹介した引き戸開けもそうですが、開き扉も、ぴったりと閉まっていなければ開けられます。
(さすがにまだ閉まっているドアは開けられませんが)
そして、そのあとを追うように、しれっとかまどが通るという。
そんなわけで、吊り戸タイプの引き戸は、猫が簡単に開けられますって話でした。
猫と完璧に居室を分けたいなら、開き戸タイプじゃないと難しいかもしれませんね。
もっとも、我が家はもうそんなことどうでもよくなってしまったのですけど。
みなさんの猫さんはいかがでしょうか^^