たくさん種類があって迷う…!キャットフード選びの基準
キャットフードの種類ってたくさんありますよね!猫が健康に過ごしていくためには、食事の質はとても重要です。数あるキャットフードのなかから、愛猫のためのベストなフードを探し出すのはそう簡単ではありません。もちろん、スーパーやコンビニでもキャットフードは購入できますが、できれば体によくて安全なものを与えたいものですよね。ここでは、キャットフードを選ぶ際に、私が最低限押さえたポイントを紹介します。
基本のフードは「総合栄養食」を
日本では、「総合栄養食」と謳う基準に「AAFCO」(米国飼料検査官協会)の栄養基準を採用しています。米国!アメリカの基準なんですよね。確かに、高級なキャットフードやプレミアムフードと呼ばれるものはアメリカをはじめイギリスやフランスなど、欧米のものが多く出回っています。
総合栄養食は、ほとんどがドライフード(いわゆるカリカリ)です。ウェットフード(缶詰やパウチ)の一部にも、総合栄養食と記載されているものがあります。ウェットフードが好みの猫さんや、あまり水を飲んでくれない猫さんには、総合栄養食と記載されているウェットフードがおすすめです。
一方で、市販のドライフードはほとんどが総合栄養食。何を基準に選べば良いのか…私もかなり迷い、ネットで情報を探しました。ところが、これまたさまざまな情報が溢れていて、さっぱりわからず(笑)。きちんと選ぶ基準が書いてあって、分かりやすいサイトを見つけても、結局は特定のフードを宣伝するものであることもしばしばです。
獣医師からのアドバイスをもとに、私なりに検討した結果
我が家のななかまどは生後6カ月で避妊手術を行いました。それまでは、「ロイヤルカナン キトン」を与えていたのですが、徐々に成猫用に移行するように獣医さんからもアドバイスがありました。子猫用のフードは成長期に必要な栄養素がたっぷり含まれている反面、カロリーも高めです。避妊手術後も室内飼育であれば、体重が増加してしまうことも懸念されます。
我が家の場合、ななかまどはロイヤルカナンのキトンで育ったこともあり、そのままロイヤルカナンシリーズの「インドア」に移行しました。ただし、同じメーカーに依存しすぎると、食べなくなってしまった場合に次の候補が必要になります。そこで、ほかのフードにも慣れてもらおうと、ネットの口コミなども参考にしながら2種類ほどチョイスしました。
体重ケアにも配慮して、初めて国産のフードも。このメーカーは、地元の保護猫団体をサポートしていることもあり、私的には信頼できるポイントでした。
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ネットで口コミの良かった外国産のプレミアムフードも
どれも、原材料のトップに動物性たんぱく質である肉・魚類の記載があります。ちなみに、フードの検索をしていると「グレインフリー」という言葉を良く耳にしますが、これは「穀類不使用」という意味です。猫は穀類に多く含まれる、「炭水化物」を消化する酵素が少ないので、穀類が多いフードだと消化吸収がしにくいという特性があります。また、小麦に含まれるたんぱく質の一種「グルテン」にアレルギーを持っている場合は、小麦が含まれるフードを避けなければなりません。そのため、なるべく動物性たんぱく質の含有量が多いフードが推奨されているのですね。
しかし、私がチョイスした上記の3種には、どれも多少なりとも穀類が含まれています。これをどう捉えるかは、正直なところ人によるとしか言いようがないのですが、私としては、AAFCOの基準を満たしているのであれば信じるしかないのではないかと思うのです。
また、食品添加物についてもさまざまな意見がありますが、メーカーが精査したうえで添加して販売している以上、私には確かめる術がありません。結局のところ、飼い主の判断だということですよね。
そんなわけで、この3つのドライフードをローテーション+ウェットフード(一般食)+時々おやつという食事スタイルをしばらく続けてみました。
キャットフードの好みは猫それぞれ
飼い主がいくら「これだ!」というフードを与えても、当の猫さんが気に入らなければ本末転倒です。我が家の場合、ななは比較的なんでも食べてくれるほうですが、かまどはいろいろと難しく、残すフードの種類も特定されてきました。特に、「ナチュラルバランス」を残す確率が高くなってきて、しまいには口をつけてくれなくなったのです(´;ω;`)うう。
もしかしたら「飽き」もあるのかもしれません。ほかの良いフードを探しつつ、ロイヤルカナンとピュリナをしばらく続けていました。
そうこうしているうちに、二匹のストルバイト(詳しくは前回の投稿をご覧ください)が発覚し、療法食を余儀なくされたのです。
療法食は、尿のphバランスを整える成分が入っています。現在は二匹とも正常値になったのですが、引き続き療法食を続けることを勧められました。ただし、ときどきは好きなフードを混ぜてあげても良いとのことです。…ていうか、二匹とも療法食の食いつきが良い(笑)。
というわけで、ひとまずななかまどのメインフードは良くも悪くも療法食ということで落ち着きました。今後は体調を見ながらその都度考えていくことになります。まずはかまどの血尿が落ち着いてくれれば良いのだけど(>_<)
キャットフードに含まれる「コーングルテン」について、実際にメーカーに聞いてみた話はこちら。