北のねこ暮らし

姉妹猫ななかまどとの暮らし。

猫は泌尿器系の病気になりやすい!

かまどに血尿が!原因はストレス?

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どっか痛いの??話ができたら良いんだけど。

実は、我が家のかまど(メス/1歳8カ月)に血尿がでていて、かれこれ2週間は抗生剤を飲んで治療中です。しかし、なかなか尿の色が戻らないので、再度病院を受診しました。結論から言うと、現在のところ重大な病気ではなく、ストレスから来ている可能性が高いということです。(どんなストレスよ~)ただ、このまま放置するわけにはいかないので、抗生剤と止血剤を処方されました。

注:下の画像はトイレシートの画像です。

 

 

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システムトイレシートについた血尿。崩れる砂を使っているため、見づらいですが、あきらかにいつもの尿の色ではありません。

猫は泌尿器系のトラブルが起こりやすく、我が家の2匹も実は療法食生活中です。そこで、泌尿器系の病気について、ななかまどのケースを交えて少しだけ紹介します。

若い猫に多いのは下部尿路疾患

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元気なんだけどねえ。

泌尿器系とは、尿に関連する器官のことを指します。もともと猫の腎臓は比較的小さめなのに加えて、あまり水分を摂取しない習性があるため、泌尿器系の病気になりやすい傾向にあるのです。

泌尿器系の病気を大きく分けると、

  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 尿石症(尿路結石症)
  • 膀胱炎

となります。そのなかでも、若い猫に良くみられるのが膀胱から尿道にかけての疾患である膀胱炎や尿石症です。これらを総称して、「下部尿路疾患」と呼ぶのですね。実は、我が家のななかまども、ちょうど1歳5カ月のワクチン接種のときに二匹とも尿石症(ストルバイト)と診断されています。

ストルバイトとは、尿のミネラル分が固まり、ph値がアルカリ性に傾くことで結晶化してしまうことです。放っておくと膀胱に炎症がおき、膀胱炎を引き起こしやすくなります。ストルバイトを溶解するには、尿のph値を酸性にしなければなりません。そこで、重要なのが療法食です。

療法食は、基本的に病院から処方されます。しかし、同じ種類のものがネットでも購入できる場合もなきにしもあらず。しかも、若干安い。

療法食はなかなか高価なので、継続する場合はネットで購入するのも個人的にはアリなのかなと思います。ただし、定期的な受診は必要です。我が家でも、この療法食を継続すべきか獣医師の判断を仰ぎながら食べさせています。

ななかまどのストルバイトは溶解した。でも…

今回、かまどの血尿で受診した際、二匹のストルバイトは溶解(ph値が正常になった)していました。ヤッター!\(^o^)/ただ、獣医さんからは療法食を続けることと、かまどのストレス(血尿の原因ね)に配慮した成分を追加することを提案されました。ん?ストレスに配慮した成分とな?

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サンプルでもらった療法食と止血剤入り抗生剤。

 Multifunction(マルチファンクション)シリーズの猫用pHコントロール+CLTは、下部尿路疾患(特発性膀胱炎、ストルバイト結石症およびシュウ酸カルシウム結石症)の猫に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。この食事は、弱酸性の尿となるようにミネラルなどの栄養バランスを調整し、マグネシウム含有量を制限しています。また、ストレス刺激の多い生活に配慮して、加水分解ミルクタンパク(加水分解アルファS1トリプシンカゼイン)とL-トリプトファンを配合しています。

 出典元:【ROYAL CANIN】

なんでも、牛乳に由来する成分を配合することで、猫のストレスを軽減できる効果が期待できるのだとか。なるほどね~。

早速病院から帰宅後に、試食させてみるかと袋をピリリと破った途端!

二匹の目の色が変わり、まるでおやつをもらうかのように寄ってくるではないですか。少しだけ手に乗せた分は、あっという間になくなってしまいました。これなら続けられそう…。この療法食は病院でしか買えず、しかも取り寄せのなるとのことなので、すぐに頼まなければ。しばらくはオルファクトリーと併用して様子を見ようと思います。

猫が病気になったら、お金がかかります

ななかまどのストルバイトとかまどの血尿などで、病院代は結構な額になってしまいました。動物病院は自由診療のため、病院ごと診療費に違いがありますが、良ければ参考にしてみてください。

〈動物病院でかかった費用〉※3回受診中(うち、2回は本にゃんの診察なし)

  • 尿・便検査→1回1000円+税トータル4回分(検査キットは無償)
  • レントゲン検査→1枚3100円+税
  • 内服薬→1包100円+税トータル4週間分(朝晩の2回)
  • 分包料→1包5円+税
  • 調剤料→1回300円+税

そのほかに再診料なども含めたら、ここ2週間でざっと15,000円くらいでしょうか。ちなみに、療法食代は別です。今回の薬はちょうど2週間分。2週間薬を服用して、なおかつ療法食を続けていけば、かまどの血尿もかなり改善してくれるのではないかと思っています。

我が家はペット保険に加入していないため、治療費は全額自己負担です。加入するなら若いうち…とは思うのですが、悩みどころですよね!将来、猫がかかるかもしれない病気に備えて毎月掛け捨てするか、その分を貯金や投資に回して、余剰資金を作っておくか。私は今のところ後者の方を選択中です。ペット保険のしくみなどについても少し勉強しなければなりませんね。

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泌尿器系の病気を防ぐには、水飲み場をあちこちに設置するのも有効だとのこと。

猫はとても我慢強い動物だといわれています。我が家の猫たちもそうですが、見た目には元気に見えるので、なかなか不調に気付くことができません。ですから、唯一チェックできる尿や便の様子は、こまめに見てあげることが大切です。みなさんの猫さんが少しでも長生きできますように!