おいしいものや名産品にアンテナを張る、道産子のたまごです。
先日、インスタでフォローさせていただいている方が「半田めん」を絶賛されていました。とってもおいしくてハマる、とのことで非常に気になり、近隣のスーパーを探したのですが見当たりません。
取り寄せを考えていたところ、たまたま訪れた百貨店で発見!
扱っていたのは1種類だけでしたが、まずは試しにと購入し、先日友人が訪れたときにゆでて食べてみました。
お、おいしいーーー!
ツルツル、モチモチの食感がたまりません(*‘ω‘ *)
今回は人生約50年にして初めて食べた、半田そうめんのお話です。
【目次】
半田そうめんとは?名前の由来と特徴
徳島県の伝統製法により作られるそうめん
徳島県美馬郡つるぎ町にある、半田地区で生産されるそうめんだけを「半田そうめん」と呼びます。
江戸時代、吉野川水運の船頭が奈良の技術を持ち込んで、仕事の少ない冬場にそうめん作りを行ったのが始まりなのだそうです。
清流吉野川の伏流水と、四国山脈から吹く冷風がそうめん作りに適した環境だったことから、この地でのそうめん産業が発展したといわれています。
現在、半田そうめんの生産者は約30件だそう。代々受け継がれているのですねー。
麺が太い!
通常、そうめんといえば直径1.3mm以下が一般的です。それ以上になると「冷や麦」と呼びますよね。ところが、この半田地区で作られる麺は1.3mmを超えていますが特別に「そうめん」と認められています。
これは江戸時代より伝統製法が継承されていること、半田の風土を象徴するものであることがその理由なのだそう。
コシの強さと喉ごしの秘密は製法と原料にあり
麺のコシは手延べ(生地を一定方向に延ばしながら細い紐状にしていく製法)だからこそ生まれるものです。一方、つるりとした喉ごしは刃物で麺を切らないので表面が滑らかになるから。
そして、原料に適量の塩が含まれていることで小麦粉のグルテンを強化し、さらなるコシの強さと旨味を引き出してくれます。
半田そうめん?半田めん?名称の違いについて
「半田そうめん」は一般称で、「半田めん」は生産者による商品名です。私がインスタグラムで教えていただいたのも、この半田めん。こちらの販売元である、小野製麺さんのHPでは、ほかの半田そうめんと差別化を図るために名付けたと記載されています。
今から約40年前、料理研究家の故・土井勝先生が弊社商品を大変気に入ってくださり、先代社長がお会いする機会をいただきました。その折、土井先生より「商品名を『半田めん』にしたほうがいいよ」というお言葉をいただきました。
引用元:【半田そうめんの小野製麺】https://www.handamen.com/about/
半田そうめんの食べ方
通常のそうめんと同様に、シンプルにめんつゆで食べるのはもちろん、中華やエスニック風のスープ、あんかけなども良く合います。
こちらのサイトの食べ方がおいしそうだったので、真似してみました。
この夏の麺ライフを最強にする「半田そうめん」ってなんだ?【つるつる・もちもち】 - メシ通 | ホットペッパーグルメ
めんつゆに豆乳を加え、好みでラー油を少々。これがめっちゃおいしかった(*‘ω‘ *)
うどんほど太くないので具がからみやすいうえ、中華麺ともまた違う麺の味わいが、私には新鮮に感じました。
北海道でも気軽に手に入れたい
世の中、まだまだ知らない食べ物があるんだなあ、と今回改めて思いました。もちろん、すでにご存じの方も多いでしょうけど。
今回手に入ったのは小野製麺さんの半田めんではなかったのですが、とってもおいしかったです。
欲を言うなら、北海道でも手軽にスーパーなどで買えたらもっといいのになあ。
情報入り次第、追記します^^
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