猫専門獣医師の、服部幸先生による無料オンラインセミナーを受講しました。
今回のテーマはズバリ「猫のしあわせトイレ生活」。
猫砂やペットシーツのメーカーである、ライオンが協賛されていたようです。
実はワタクシ、服部先生のオンラインセミナーを受講するのはもう3回目。
有料のときもあるのですが、今回のように無料となると、参加人数も500人越えと、大盛況(?)だったようです。
「猫のしあわせトイレ生活」内容ざーーーっくりまとめ
概要をざっくりまとめますと
- 0~6歳までの猫の病気ナンバーワンが「膀胱炎」!
- 膀胱炎の原因はいろいろあるけど、なかでも6割近くの原因が「特発性膀胱炎」なの!
- 言っても特発性って実はあいまいで、「原因不明」ってこと!
- でも、危険因子となる研究は進んでいて、データもある。
- 危険因子を取り除くには、トイレ環境が重要だってデータが揃ってる。
- 一般的に猫が本来好むトイレ環境とは○○な環境。
- 猫の発するトイレいやいやサインとはこんな行動!
- ライオンさんと共同で、猫トイレ開発したからポチってくれたらうれしい(笑)。
- 質問あればどうぞー
- 質問100以上あって、全部には答えきれないけど、どれも大事な声なので、次回以降質疑応答だけのセミナーを考えてる!
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と、かなり強引なまとめ方をするとこのような内容でした。
病気に関する深い説明は「尿石症」の回でされていたので、今回はあくまでも「トイレ環境」に関すること。
猫のトイレいやいやサイン
我が家の猫にも思い当たる行動がありました。
- 排泄物をかくそうとしない(かまど)
- トイレが終わるとすぐに飛び出す(かまど)
- トイレの側面をひっかく(なな)
あと、こんなのもあるんだー…て思ったのが
- 排泄中足をあげている
- 空中をかくような仕草
- 砂をかかずに壁をかく
などなど。実際に動画を交えての説明もありましたね。
でもねー。
例えば「排泄物を隠さない」猫って、意外といるみたいで、質問チャットにもたくさん「ウチの子も隠しませんが、ダメなの?」
みたいな声多数。
「隠さないのは、自分が偉いと思っているからだって聞きました」
とか。
先生は、
「あくまでもデータから読み取っているだけで、絶対ではない」とおっしゃっていました。
そうだよねー、絶対なんて、ないよねー。
そうは思いつつも、
もしかして砂を変えたら隠すようになるのかな?
と思ったり。
いずれにしても、我が家の猫たちも膀胱炎との付き合いが長いし、
「危険因子」「いやいやサイン」は知っておいて損はないなーと思いました。
そして、こんなことも。
- 猫のストレス耐性は、個体差がある
人間にメンタル強いヒト、弱いヒトがいるように、猫もいろいろってことよね(・・;)
セミナー中、机の端っこで待機中のかまどさん。
あなたはストレス耐性どれくらい!?
おすすめトイレ環境
- トイレの数は頭数+1が基本・・・・・しかし頭数が多い場合は気の合いそうなグループごとに1つが理想
グループ分けとは?・・・「知らないおじさん?が入ったあと、流してないトイレにあなたは入れるか?」というたとえ話(笑)
「それが、我が子であれば・・・まあ、仕方ないと思えるのでは」
つまり、猫でも気の合うもの同士のグループであれば、その子が使ったあとのトイレでもまあ我慢できるってハナシ。
- 静かで、落ち着いて排泄できる場所であること
洗面所などは、洗濯機の音がストレスになっている場合もあるそうです。
これも野外の仮設トイレと、高級ホテルのトイレの画像で説明(笑)
「あなたなら、どっちに入りたいですか?」って。極論だなーー。
ほかにも……
- 猫アンケートによると、砂は「鉱物系」が一番人気(データあり)
- 「固まる」のが好き(本来の姿に近い?)
- 砂はたっぷりが好き
- トイレの大きさは猫の体長の1.5倍が理想
- カバーはないほうがいい
・・・・・これらは、あくまでもデータに基づき、傾向を導き出したもの。
もちろん、個体差があります。
だって、我が家の猫トイレ、満たしているのは「カバーがないこと」だけよ(^^;
そして、そうなると
「システムトイレはダメってこと!?」
となりますよね。
質問も多数ありました。
それへの先生の回答は、
「猫ちゃんが問題なく使えているのなら、それでいいんです」
「ただ、問題行動がある場合は、砂が固まらないことがストレスになっていることもある」
「シートのほうが尿の色が分かっていいのではという声もあるが、実は尿の色だけでは判断できない」
とのこと。
なるほど・・・・・・
でもさ、システムトイレって尿の採取が楽ちんなのよね。
だってシート外すだけでいいんだもの。
あ、これ飼い主側の都合だった・・・・
こまめに掃除して、清潔は心がけてます。北海道天日干しできる期間限られるので、ドライヤーで乾かしてます(^^;
ライオン×服部先生共同開発猫トイレ
これまでの話を総合すると、じゃあベストな猫トイレって
砂場じゃん!
(実際に砂場の写真つきでした笑)
ってわけにはさすがにいかないですねーと先生。
そこでライオンさんと開発したそうですよ。
詳しいサイトはこちら。
内寸50×32.5cm。意外と、思っていたよりはそこまで大きくないですね。
その分深さがあるようですが。
こちらは商品リンクです。
その場でポチっていらっしゃる方、すでに使われている方、いろいろでしたが。
正直、いままでシステムトイレで3年過ごしてきて、確かに血尿なったりストルバイトなったりしたけれど、
現在は落ち着いていることだし…(ストルバイトはあるけれど)
今から鉱物系の固まる砂に変えるのは、ちょっと抵抗があります。
なんて考えていたら、後悔するかな?
でも、友人の猫の場合
若い頃はシステムトイレだったけれど、歳をとって多尿になったから、「システムトイレじゃシートが追いつかなくなった」って言ってましたっけ。
我が家も、いずれ猫砂チェンジを検討する日が来るのかもしれません。
おわりに
かまどさん、ケージに入っちゃいました
今回受講してみて驚いたのが、猫さんのトイレ問題、悩んでる人のいかに多いことか…ということ。
講義中の質問チャット内容のほうが気になって仕方なかったくらいです。
我が家は、もしかして問題行動もあるのかもしれないのですが
今は膀胱炎が落ち着いていることもあり、もう少しシステムトイレで様子をみてみようと思います。
あ、でももちろん受講して良かったです!
データに基づいた説明には説得力がありましたし、知らなかったこともたくさんありましたから。
*
ところで、さっきからななが登場していません。
にゃんもっくでぐっすりのご様子(笑)
本日も最後までお付き合い、ありがとうございました!