北のねこ暮らし

姉妹猫ななかまどとの暮らし。

服部幸先生の「猫とコロナと私」オンラインセミナー視聴記録

東京猫医療センター院長、服部幸(はっとりゆき)先生のオンラインセミナーが開催されるとの情報を聞きつけ、参加してみました。

今回は第1回ということで、無料で参加者を募っていたことと、

コロナと猫に関する内容ということで、とても興味深かったのです。

詳細を記事にするのはおそらくNGだろうと思いますので、

私の感想を中心とした記録とさせていただきます。

猫専門獣医師 服部幸先生について

犬と猫は似ているようで違う動物であり、体の作りやなりやすい病気も異なるとして、猫に特化した病院を初めて誕生させた獣医師さんです。

「ねこ検定」テキストの参考文献は、こちらの先生の著書が数多くありました。

東京猫医療センターのHPはこちら

tokyofmc.jp

数多い著書のなかから、1冊読ませていただいたときの記事はこちら。

nanakama.hatenablog.com

たまたま、ねこ検定のプロデュースをされている「神保町にゃんこ堂 姉川書店」さんのツイッター投稿 で、服部先生のセミナーがあることを知ったのです。

 

 

猫とコロナと私…。

ネットではさまざまな情報が出回っているなか、猫専門医である服部先生はどんなお話をされるんだろう?

そう思って、参加希望しました。

セミナー概要

※あくまでも私の感想です。もし視聴していた方で、間違いを発見しましたらご指摘いただけるとありがたいです。

もともと、WebExというツールで、100名の参加者を募っていたらしいのですが、希望者が上回っていたため、YouTubeでの配信も同時にされていたようです。

今回の参加者は概ね800名程度だったとのこと。

セミナーの内容は、大きく分けると以下の要点に絞られていたように思います。

服部先生は、新型コロナウイルスに関することや、感染予防に関しては「自分は感染専門医ではない」としたうえで、現在分かっていることを端的にお話されました。

 

そして、最大のポイントが、今一番毎日のように問い合わせが来るという

「新型コロナは猫にうつるのか?」

という疑問に対する先生の意見と

「今飼い主ができること」

の2点だったように思います。

新型コロナ(COVID-19)は猫にも感染するか

セミナー開催時点(5月6日)で分かっていること

  • 猫に感染するという論文もあるが、査読を通っていないため、今の時点では「感染する可能性がある」とだけいえる
  • 日本では報告がない
  • 感染しても軽いケースがほとんど
  • 感染した猫からヒトへの感染報告はない

飼い主ができること

【予防】

  • 手洗い、消毒など飼い主の感染予防に努める(大前提)
  • 外に出る猫はできればシャンプー、難しければ体を拭くなどする

【万が一飼い主が感染したときのために】

  • 猫の預け先を確保しておく※1
  • 投薬中であれば14日以上分の薬を確保
  • キャットフード、猫砂などは普段からローリングストックを(必要以上の買いだめは×)
  • フードの与え方などお世話方法や猫さんの情報をまとめておく

※1

セミナーでも、ペット保険会社アニコムさんのプロジェクトを紹介されていました。

 

【猫を預ける際の注意】

  • キャリーバッグにいれ、預ける相手に感染させないように間接的に受け渡しする
  • できれば猫を一度シャンプーするか、拭いておく※2

※2

実際は難しいですよね…とおっしゃりながらも。

新型コロナはエンベロープという脂質の膜に覆われているため、シャンプーすることで

予防効果が高まるのだそうです。また、体を拭く場合、猫にアルコールはNGですのでご注意を。

おわりに

コロナに関する様々な情報が行き交うなか、愛猫にコロナが感染しないか不安に思う人も多いのだと思います。

実際、セミナー冒頭では服部先生自ら「毎日のように問い合わせがある」とおっしゃっていました。

今分かっている情報をまとめるために、セミナー開始ギリギリまで準備されていたとのこと、本当にありがたい限りです。

せっかく貴重なお話を聞かせていただいたので、ちょっと頭を整理しつつまとめてみました。

セミナーは2回目も予定されているとのこと。

詳細はFacebookでお知らせがあるそうですので、気になる方は、ぜひ。

東京猫医療センター - ホーム | Facebook

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

お題「#おうち時間