12月に入ると、街中もクリスマス一色になりますねー。
今までずっと「食」に携わる仕事をしてきたため、クリスマス期間は仕事一色で、自宅でクリスマスの装飾を楽しむなどということは子供の頃しか記憶がありません。
仕事も変わり、アラフィフになった今頃になって、やっと料理以外のことに目を向けられるようになった気がします(^-^;
クリスマスリースを作りたくなったのもそんな理由から。
今回は、クリスマスリース作りのワークショップに参加してきたので、その様子と完成品を紹介させていただきます。合わせて、リースを飾る意味や飾り方も調べてみました。
【目次】
クリスマスリースの意味
古代のリースは冠や装飾品だった
クリスマスリースの「wreath」とは、花や葉などをリング状にした装飾品のこと。
古代ローマでは、月桂樹で作ったリースを冠にして、競技の勝者に授けるなど、行事ごとに使われていました。また、石棺にリースを飾り、葬儀を行うこともあったようです。
ドアや壁に掛けるタイプのリースもこの時代に生まれたといわれています。
クリスマスリースの役割
「永遠」を意味する輪
古代ローマでのリースは、生命力の強い常緑樹の枝で作られていたことから、キリスト教協会は常緑樹をキリストの命の強さに、輪を命の永遠になぞらえました。
つまり、キリスト教においてクリスマスリースとは生命の幸福が永遠に続くようにという願いが込められたものなのです。
魔除けを意味する装飾
尖った葉の柊や、ベル、リボンなどは魔除けの意味を持ちます。また、リースの土台になっている常緑樹には抗菌作用があるため、これを飾ることで魔除けになるともいわれています。
豊作祈願を表す装飾
リンゴや松ぼっくりなどの作物に関する飾りは、豊作祈願の意味が込められています。特に、リンゴは旧約聖書においてアダムとイブが食べた果物ということで、特別な意味を持つとされています。
新年の幸福祈願
ヨーロッパでは、クリスマスリースをクリスマス(12月25日)の4週前から翌年の2月2日まで飾るのが一般的なのだそうです。
つまり、新年のお祝いとしての意味もあるということになります。
日本ではクリスマスリースをずっと飾る習慣はありませんが、つまりは日本のお正月飾りと似たような意味があるということが分かります。
クリスマスリースに使う花材と色
クリスマスリースの花材のカラーは主に赤・緑・白・金・銀で構成され、素材もさまざまです。ここでは、一般的なものを紹介します。
※カラー分類されませんが、そのほかに松ぼっくり、ユーカリの実などもあります。また、装飾に使うリボンは赤や白が多いそうです。
参考元:クリスマスの意味と由来は?
クリスマスリース作りワークショップの様子
ここからは、私が生まれて初めて体験したクリスマスリース作りを紹介します(^-^;
作り慣れている人は優しく見守ってくださいませ(笑)。
今回教わるのは、コットンフラワーをベースにした雪のようなイメージのリースです。
【主催】
空と大地のヨガ
ホームページ
https://soratodaichinoyoga.com/
インスタグラム
https://www.instagram.com/soratodaichinoyoga/
【講師】
greenish flowers
インスタグラム
https://www.instagram.com/greenishflowers/
【花材】
コットン(綿の実)、ザクロ、サンキライ、ペッパーベリー、ユーカリの実、松かさ、ボールフルーツ、シザル麻、ルナリアシード、稲、松、水引、リボン
いざ、制作!
1.コットンの実を枝から外す
まずは枝についているコットンの実をハサミで切って外す作業から。リースに安定させるため、茎のまわりについているガクのような部分も手で取り除きます。
私はコットンの部分に細かいクズがついてしまい、それを指で取り除こうとして綿が飛び出してしまうという失態をしでかした(-_-;)
2. リースの上下を決め、パーツを置いてイメージ
リースの土台は、手芸店などで購入できるそうです。自然素材なので、ゆがみがあったとしてもそれが持ち味なのだそう。
飾ったときに上下になる場所を決め、実際にパーツを置いてイメージします。
3.グルーガンで接着
先生のお手本を見ながら、パーツをグルーガンで接着していきます。
コットンをベースに赤い実や松ぼっくりなどを自分のセンスで好きな場所につけていきましょうとなったものの、ド素人の私は先生のを真似するのが精一杯ですよ。(^-^;
※グルーガンとは
手芸をされる人にはおなじみのアイテムですね。ろうを溶かして接着剤として使います。なんと100円ショップでも売っていました。(200円でしたが)
4.仕上げ装飾
パーツをつけ終わったら、あとはお化粧?として、シザル麻をリースの背側に纏わせます。シザル麻…なんだか紙の緩衝材みたい。
最後に、「魔除け」のリボンをつけて完成。
リボンのつけ方も、好き好きで良いとのことでした^^
お茶の時間
リース作りが終わり、みなさんでお茶の時間。
ベリーの紅茶やホーリーバジルティーなどをいただき、みなさんの作品を見せてもらったり、お話したりしました。
今回の参加人数は10名でしたが、リース作り初体験は私だけでした(^▽^;)
なかにはプロ級の人もいて、さすがに作業も早かったです!
クリスマスリースの飾り方
本来は扉に飾るのが正式なのでしょうが、昨今は内ドアや壁など、好きな場所でOKとのことです。マンションなどは外側が共用部分とされていることが多く、リースを飾るのは禁止されていることもあるそうなので、確認したほうが良いかもしれません。
フックの種類
リースを飾るのに使われるフックは、主に4種類あります。
- 粘着フック
- 吸盤フック
- マグネットフック
- ドアフック
ドアフックとは、こんなのです。扉の上部に噛ませるんですね。
粘着フックや吸盤フックがうまくつけられない場合は、こちらのフックが良いそうですが、まれにドアにうまく噛まない場合もあるそうです。
我が家のドアはマグネットも吸盤もつかないタイプでした(残念!)。←お正月飾りで実験済み
なので、ドアフックか粘着フックなのですが、ドアフック失敗したら買い損だし(^-^;
というわけで、今回は強力粘着フックを採用。
念のため、耐荷重の大きいものを選びました。
マンションの扉に飾る
以前、粘着テープが扉にくっついてしまった経験があり、ちょっと怖かったので、まず扉に梱包用の透明テープを貼ってから粘着フックをつけました。
透明テープ見えるけど…仕方ない。
こだわる人は、フックを扉と同じ色で塗装する場合もあるそうですが、私はこれでいいよ(笑)。
おわりに
今回初めてクリスマスリース作りを体験しましたが、優しいご指導のおかげで素人の私にもなんとかできました^^楽しかったーーー。
とはいえ、プロの方が見たらお粗末でしょうし、数をこなさないと「リース?作れるよ」とはいえません!(笑)
ただ、素人が作るなら、やっぱりこうして教えていただくのが早いとは感じました。
今回作ったリースは、なんとパーツを変えればお正月飾りにチェンジできます。
水引なども一緒につけていただいたので、クリスマスが終わったら挑戦してみようと思います^^
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猫がいると、壁にリースは危険だよねー。すっごく高い場所ならいいのかな。
狭いマンションで工夫していることはこちら。
【追記】
クリスマスリースをお正月の飾りにチェンジした記事。(記事後半に写真あります)