北のねこ暮らし

姉妹猫ななかまどとの暮らし。

家具にガリガリ!猫の爪とぎはしつけられる?

家具への爪とぎはしつけではなく対策を

f:id:nanakama:20190309004401j:plain

えらいえらい!と褒めまくる

私が猫を迎えることを検討しているとき、周りから言われたのは

「家の中ぐちゃぐちゃにされるよ」という言葉です。エー(^-^;

思い起こすのは遠い昔、友達の家で飼っていた猫のこと。その猫は家の中と外を自由に出入りしていました。(昭和の時代の話です。ご勘弁を)もう記憶がおぼろげですが、その家は決して片付いているとはいえず、家具類もかなり傷んでいた記憶があります。子供ながらに「家の中で動物を飼うとこうなる」と、頭に刷り込まれていたかも知れません。

「ぐちゃぐちゃにされる」という言葉の意味は、物を落としたり破損させたりする恐れや、どこででも爪とぎをされてしまう恐れがあるということでしょうか。猫は犬と違ってジャンプ力があるため、テーブルの上や食器棚などに簡単に飛び乗ることができます。爪とぎもまた、猫独特の習性です。

キッチンなどに猫が飛び乗ってしまう対策はこちらをご覧ください。

 

nanakama.hatenablog.com

  

では、逆に猫の行動でどれくらい困っている人がいるのだろう?

猫を飼う友人知人にリサーチもしましたし、徹底的に猫を飼っている人のブログを読み漁りました。ネットって便利ですよねー。ブログに書いてくださっていた先輩方には本当に感謝しています。

その結果分かったことは、

  • 猫に壊されて困るようなものは置かない
  • 爪とぎは止めさせられない

ということ。特に爪とぎは猫の習性なので、お気に入りの家具で研いでしまったとしても、決して叱らないで欲しいのです。ただし、いろいろと対策できることがわかりました。そこで、猫が爪とぎをする理由とお気に入りの家具を守る対策を、我が家の場合を例にとって紹介します。

 猫が爪とぎをする理由

f:id:nanakama:20190309064157j:plain

子猫の頃の爪とぎ。今もありますがボロボロです。

猫の爪はもともと狩りをするための「武器」でもあります。いつでも獲物を仕留められるように、爪を鋭く尖らせておく必要がありました。その野生の名残りが習性として残っているわけですね。もちろんそれだけでなく、ニオイを残して縄張りをアピール(マーキング)したり、単なる気分で行ったりする場合もあります。

室内飼いの猫においては、ストレス発散や運動前の準備体操のような意味合いをもつこともあるでしょう。つまり、猫にとって爪とぎは欠かせないものなのですね。

我が家の猫たちの場合

専用爪とぎはどれも使います

f:id:nanakama:20190309063940j:plain

キャットタワーは縦型(麻ひもが巻いてある)

ななとかまどが我が家に来た当初は、ケージ内に1つと、リビングに横型のものを1つだけ用意していました。わずか生後2カ月に満たない子猫でしたが、特に教えてもいないのにケージ内でガリガリ、リビングの爪とぎも取り合いになるくらい使っていましたね。後に支柱が爪とぎになっているキャットタワーを導入したときも、設置した直後にまずしたことが爪とぎでした(笑)。

ちなみに、猫は爪とぎをすることで古くなった爪が剥がれ落ちます。最初見たときは「爪が剥がれている!」と不安に思いましたが、ちゃんと新しい爪が内側から生えているので、心配はいらないということですよ。むしろ、新陳代謝が良くて健康な証なんだそうです。

f:id:nanakama:20190309004003j:plain

ピントが微妙ですが…こんなのが爪とぎ周辺に落ちてます

残念ながら家具にも爪とぎします

専用爪とぎだけでなく、ソファやカーペットでもときどき爪をといでしまいます。子猫の頃はカーテンにも(^-^;

ただななかまどの場合は、「爪とぎとして」ではなく、たまたま遊んでいるときに興奮してついやってしまうような感じです。そのような興奮時にはなかなか止められるものではありません(^▽^;)。助かっているのは、ソファの素材が爪とぎに強かった(?)らしく、目立たなかったこと。そして、ありがたいことに壁紙ではほとんど爪とぎしていないことです。

その代わり、玄関マットは結構ひどい有様です。ななはしないのですが、かまどが隙をみては激しく爪とぎ(なのか、砂かきなのか分かりませんが)するので、もうボロボロになっています。かまどがスッキリした顔で玄関から戻ってきたときは、たいがいマットがボロボロになっています(;´∀`)ヤラレタ…

f:id:nanakama:20190309003748j:plain

結構薄くなっちゃいました(;´∀`) 気に入ってたのですが…

余談ですが、我が家の猫はいわゆる「ふみふみ」をしません。(柔らかい毛布の上などで両手を交互に押す仕草)ただし、飼い主の布団の上で寝るときはなぜが砂かきとも爪とぎともつかないような仕草をしてから寝に入ります。どうやら、寝床を整える意味があるらしいのですが、布団カバーはひっかき傷がいっぱいついています(>_<)

我が家で行っている対策4つ

①さまざまなタイプの爪とぎを設置

横型の爪とぎでも斜めになっていたり、カーブがついていたりするものがありますよね。部屋に複数分散させて、とぎたいときにとげるようにしています。

 

②定期的に爪を切る

これは必須です。伸びすぎると巻き爪になってしまう恐れもあるので、気付いたら切ってあげるようにしています。

いつも使っている爪切りはこんなのです

 

③褒める

褒めて育てる!猫に限らず、犬のしつけでも同じことがいわれていますね。確かに、猫は褒めると結構喜びます(笑)。専用の爪とぎを使っているときには、「上手だねー!」と褒めてあげるようにしています。

④諦める

ある程度は諦めることも大事だと思います。我が家は玄関マットを守るのはやめました。ダメダメ言ってストレスになるよりは、マットくらいならまた買い直せばいいやと思ったのです。

爪とぎは猫の習性。お互いストレスにならない工夫をしよう

f:id:nanakama:20190309065442j:plain

スリッパは爪とぎにもなるし、手を入れるとあったかいの。

猫は叱ってしつけられる動物ではありません。もしもどうしても爪とぎをしてほしくない場所がある場合には、物理的に爪とぎができないようにカバーをするなどの措置が必要です。専用の爪とぎにはさまざまなタイプがあるので、猫さんの気に入るものを探してあげてくださいね!

もし、ななかまどが壁に爪とぎした場合はこんなのを買ってみようと考えていました。

 

【追記】

この記事で使っている爪とぎは、2021年11月、晴れてお役御免となりました。

当該記事はこちら^^

 

nanakama.hatenablog.com