暑くて食欲が出なかったり、体の調子が悪かったり、いつもの食事に飽きてしまったりと、猫さんの食欲が落ちてしまう原因はさまざま。
言葉が話せない分、どうして食べないのか本にゃんに聞くこともできません。
我が家の姉妹猫、ななとかまど(2歳)も、急にご飯を食べてくれなくなることがしょっちゅうあります。
暑くて体力が落ちやすい真夏などは、特に心配になってしまいますよね。
今回は、猫の食欲が落ちたときに試してみて、効果が感じられたことを紹介します。
【目次】
猫が食欲不振になる原因
猫の食欲が落ちる原因はさまざまです。まったく食べなくなってしまってから24時間経過した場合は、迷わず獣医さんに診ていただくのが賢明でしょう。
ストレス
少し前に、我が家の猫(かまど)が原因不明の嘔吐をして、まったく食べ物を受け付けなくなってしまったことがあります。
もともと特発性膀胱炎(原因不明の血尿)になっているため、獣医さんからはストレスからの食欲不振である可能性が高いといわれました。
今でもなぜ嘔吐したのか、なぜ食べなくなってしまったのかはっきりとは分かっていません。
今もなおストレス軽減のため、ありとあらゆることを試している飼い主です。
ストレスってほんと侮れませんよ…。
誤飲
猫が毛玉や食べ過ぎによる原因ではない理由で吐いて(正常の範囲外)、食欲がなくなった場合真っ先に疑われるのがおもちゃなどの誤飲です。
かまどが吐いて動物病院に行ったときも、まずは触診で異物がないか入念に確認していただきました。
誤飲の場合は緊急性が高いため、疑われる場合は一刻を争います。
結果的に誤飲ではなかったので安堵しましたが、日頃から誤飲のない環境作りは大事だと痛感しました。
夏バテ・病気・ケガ
猫は具合が悪くてもそれを知られないように隠す習性があります。
ですから、普段から飼い主さんとのスキンシップが足りていないと猫の異変に気付けない可能性があるわけです。
どこか体をかばうような仕草をしていたり、口呼吸をしていたり(猫は基本的に口呼吸はしない)など、少しでも様子が違うようであれば体の異変を疑ったほうが良いでしょう。
夏バテの場合は、やはり嘔吐など消化器系の症状がみられるとされています。放っておくとそこから熱中症へと症状が進む可能性があるため、注意深く見ていてあげましょう。
高齢
猫も高齢になれば運動も徐々に減ってきます。若い猫と同じように食欲があるわけではないでしょう。
ただし、高齢の猫さんでもきちんと規定量食べられているか、水分は摂っているか、飼い主さんが管理してあげる必要があります。
特に、高齢の猫さんは脱水症状になると非常に危険です。
食べ慣れないフード
猫さんも好みはさまざまですから、慣れた味じゃないと食べてくれないことがあります。
フードを変える際は、いつものフードに混ぜていって徐々に増やす方法が望ましいでしょう。
我が家の場合、特にウェットフードがその傾向です。食べないとなったらとことん食べないので、大量に買い置きしないように気をつけています。しかしながら、ウェットフードはドライと違って開封したら日持ちしません。小さいサイズが少ないのが悩みどころです(>_<)
フードに飽きた
フードに飽きやすいのも猫さんの特性です。多くの飼い主さんの悩みだといえるのではないでしょうか。
我が家の猫かまどは、特にその傾向が強く、好きだったフードも急に食べなくなってしまうことがしばしばあります。マイッタ…
我が家で効果的だった猫の夏バテ・食欲不振対策
水溶きちゅーる
ちゅーる、もしくはちゅーるのような柔らかい猫のおやつを水で溶いてあげます。ちゅーるだけでも水分補給になりますが、暑い時期はさらに水分を摂ってもらえるように水溶きがおすすめです。
これはもう、我が家の猫たちに大好評。大喜びで皿を舐めつくします(笑)。
最近我が家で与えているのは「下部尿路に配慮」したちゅーる。
配合?は1匹当たりちゅーる2分の1に対し、水大さじ1が目安です。
あまり薄くしすぎると舐めてくれない場合もあるそうですので(^▽^;)これくらいが良いんでしょうね。
水分が摂れるだけでなく、そのあとカリカリの食いつきも良くなって一石二鳥でした。
フリーズドライのまぐろをふりかけに
いろんな方のブログやインスタを拝見させていただいていると、みなさんこぞって「フリーズドライがいいよ!」と言ってます。
ほんとかなあ…と半信半疑で試しましたら
「ほんまや!」(@_@。
いつもの飽きたカリカリのうえにパラパラとかけただけなのに、食いつきが全然違うのです。すごいですねー、フリーズドライ。
素材そのものを乾燥させているので、香りもそのまま閉じ込められているからなのでしょうか。
少量かけるだけでも十分に効果が感じられるので、経済的で助かっています。
クリスピーなおやつを数粒食べさせてから
クリスピーキッスに代表される、カリカリ系のおやつも我が家の猫たちは大好き。
(よっぽど美味しい味とニオイがついているんでしょうねー)
小袋(7~8粒)のものは特に助かりますね。
かまどが嘔吐&食欲不振になってしまったときは、このおやつが一番有効でした。当時はフリーズドライなどもなく、ちゅーるですらイヤイヤをされていましたから…。
おやつを数粒食べさせると、不思議といつものカリカリも少し食べてくれたのです。
ただし、あまりこの手を使いすぎるとおやつばかり欲しがってしまいますので、加減が難しいのですが(笑)。
フードの種類をガラッと変える
これも、かまどの食欲不振にかなり効果的でした。
上記のリンクにあるミャウミャウには、独自開発された抗ストレス成分が配合されているとのことで、試しに与えてみたら良く食べてくれたのです。
我が家の猫は、ドライフードに関しては新しいもののほうが良く食べる傾向にあります。当時試したフードがたまたま「当たり」だったようで、それからはかまどの食欲はどんどん回復していってくれました。
そのことからも、食べない猫さんには「フードを変えてみる」のはかなりやってみる価値があるのではないかと個人的には思います。
フード容器を見直す
そもそも、猫はおいしいものを嗅覚で感知します。
ドライのキャットフードは大袋で購入することが多いと思いますが、何度も開け閉めしているうちに少しづつ風味が抜けてしまっていることは否めないでしょう。
私は以前100円ショップで購入したガラス容器に入れて保存していたわけですが、密閉できる容器に変えたことで、前より食べ残しが減りました。
容器を変えてみようと思った経緯は、こちらの記事をご参照ください(^-^)
猫さんの食欲チェックを忘れずに、暑い夏を乗り切って
猫が食欲不振になってしまう原因はさまざまです。
とくに真夏は「夏バテ」が原因であることも多いでしょう。脱水症状になってしまわないように、猫さんの様子をこまめにチェックしてあげることが大事です。
何をしても食べない、飲まない場合は、早めに動物病院を受診して、医師の判断を仰ぎましょう。
食べない猫さんの食欲が少しでも回復してくれれば幸いです。
暑い夏、猫さんの留守番にも注意が必要です。我が家で気をつけていることをまとめた記事はこちらからどうぞ。