久しぶりの栗仕事。
茨城産の立派な栗を入手したので、「渋皮煮」を作りました。
渋皮煮はこのまま食べても非常においしいものなんですが
丸ごとパイに包んで焼いたものもまた絶品です。
パイと中のクリームを仕込んで、折って、寝かせて、焼いて…と、パイ作りはかなり手間がかかるものではありますが、
たまに作ると達成感がありますね(^^;
栗の渋皮煮を作る(続き)
前回は、鬼皮をむいて一度ゆで、水にさらしたところまでを記事にしていました。
細かい作り方にニーズがあるかどうか分かりませんが、ざっと工程だけ。
ざっと読み飛ばしてもらって大丈夫です^^
で、その後の工程は
- 表面についた余分な渋皮を指でこすり、表面をキレイにする
- 水で洗い、1度ゆでこぼす(アク抜き)
- 砂糖を2回に分けて加え、シロップ煮にしていく
- 最後に塩を加えてそのまま1晩おき、再び1煮立ちさせて洋酒を加え完成
これは1の工程。表面をキレイにしたところ
ゆでこぼします
シロップ煮工程の写真なし。。
できあがり。
洋酒はブランデーが合うのですが、なかったので白ワイン入れました^^
数が少ないので、(600gくらいでした)前日の夜~朝には瓶詰めできました。
断面はこんな感じ。
パイに入れる際は、大きさを揃えるため半分にカットして、大きいのと小さいのを組み合わせて合体させます。
マロンパイを作る
やっかいなのがパイ生地ですよ。
何度も折っては寝かす作業が正直いって大変。
なので、冷凍パイシート使っても全然いいと思うんですよね。
今回は、せっかくなので作りますけども(`・ω・´)
ちなみに、パイには
- 折りパイ(フィユタージュ)
- 練りパイ(パートブリゼ)
があります。
私はいつもマロンパイを作るときは
「練りパイ」を作ります。
練りパイを仕込む
練りパイとは、バターを細かく切って練り込んだ生地のことです。これを伸ばし、三つ折りにしては伸ばす作業を3回行っていきます。
(めんどいネ…笑)
ですが、焼き上がりがザクザクとして、折りパイとはまた違った食感になるので私は好きなのです。
写真で簡単に。
こんな感じでバターを練り込み、最初の生地ができます。
バターを包み込んで伸ばす「折りパイ」よりは楽ですよ^^
こんな風に三つ折りしては伸ばし、冷蔵庫で寝かせる作業を3回。
バターが溶けやすいので、暑い時期は無理ー(;´Д`)
これを最終的に3~5mmくらいの厚みに伸ばしたら、10cm角くらいの正方形にカットします。
アーモンドクリームを仕込む
パイと同時進行で、アーモンドクリーム(クレームダマンド)を仕込みます。
面倒なんですが、これがないとマロンパイはおいしくならんのですよ。
まあ工程はこれらを混ぜるだけなんで簡単ですが。
- バター
- 砂糖(粉糖)
- アーモンドパウダー
- 全卵
パイと一緒に火が入ることで、栗の水分を吸収しつつ、ケーキのスポンジみたいになります。
面倒な場合は、市販のスポンジケーキを入れてもいいかも。
栗を包んで焼く
生地にアーモンドクリームを絞り、1個分の栗をのせて包みます
こんな感じにマフィン型に入れ、塗り卵をしてオーブンへ。
年季入った型だなあ(笑)
温度を変えながら(高温→徐々に低温に)約50分。
仕上げに艶出しシロップを塗って、やっと完成。\(^o^)/
長い道のりだった・・・(笑)
おわりに
ごめん!かまど、見切れた(゚д゚)!
ダイソーにカワイイパッケージあったヾ(*´∀`*)ノ
*
明日はこれをもって、父親の墓参りに行ってきます。
もう秋だというのに、色々あって今年はお墓に行けてませんでした。
とりあえず、袋につめて用意したので断面の写真はまた機会があれば(笑)
(味見してないんかいー)
そうなの、栗の数に限りがあるので、なかなか味見ができないという(^^;
長々と、ニーズがあるか分からない、作る工程にお付き合いいただきましてありがとうございました!
あ、これは「喫茶ななかまど」の新作スイーツになる予定です(笑)
何の話か?
はまた次回に・・・お話させていただければと思います^^