猫は臭くありませんよ。
猫や犬を飼うと、気になるのがニオイ。確かに、過去ペットを飼っていた家に遊びに行った際、家の中がなんとなく臭いな…と思ったことはあります。私も猫を迎えようと検討してからはネット情報をはじめ、知人の家、猫カフェなどにも行って検証しました。
しかし、昔小さかった頃感じた猫のニオイというのはほとんど感じません。
そこで分かったのが「猫自体は決して臭くない」ということでした。
そもそも猫は狩猟動物なので、グルーミング(毛づくろい)で自分のニオイを取り、敵に気配を悟られないようにする習性があります。
では、昔はどうしてニオイが気になったのか?考えられるのは、
- 昔(昭和の時代)は半外飼いが大半で、外から帰ってきたらシャンプーなどをしてあげることがなかった
- トイレや砂の消臭技術が現在のように発達していなかった
- たまたま猫をあまりお世話していない家に行った
ということでしょうか。多頭数在籍している猫カフェですら、昔の猫がいる家(どこの家だよ)のようなニオイは感じませんでした。
であれば、きちんとお世話して消臭対策すれば大丈夫!そう信じることができたのです。
実際、我が家の姉妹猫、ななかまどをお迎えして約2年経ちますが、全然臭いと思ったことはありません(飼い主は)。
しかしながら、来客があるときには気になるのが部屋のニオイではないでしょうか。とくにペットを飼っていない人が来る際には少々気を使ってしまうこともありますよね。
そこで、今回は猫を飼う際に気をつけたい消臭対策について紹介します。
目次
猫がいる家が臭いと思われる理由6つ
①猫用品の掃除をしない
猫トイレ
はっきりいって、部屋に入ってニオう1番の原因はトイレだといっても過言ではないでしょう。猫は臭くないですが、排泄物のニオイは臭いです。猫がしっかり砂で隠してくれていれば砂の消臭力でそれほど気になりませんが、隠しきれていないこともありますよね。
おもちゃ
猫はおもちゃに噛み付いて遊ぶことがあり、よだれなども付着してしまいます。特にニオイを吸収しやすいのは布製品のおもちゃ。部屋に散乱していることで、気が付かないうちになんとなくニオイが広がってしまう可能性もあるのです。
猫ベッドなど
猫が普段寝ているベッドや、クッションなど、布製品はどうしても生活のさまざまなニオイがつきやすくなります。
②猫のマーキング(尿)臭がする
不妊・去勢手術を行っていない猫は、通常よりもニオイがきつい尿を壁などにスプレーしてしまうことがあります。特にオス猫に見られる行動ですが、まれにメス猫も行うことがあるそうです。
また、スプレーではなくとも粗相をしてしまう場合もありますね。
③猫のお手入れを怠っている
自分で毛づくろいできるとはいえ、全身に行き届かないこともあります。排泄がうまくいかなかった場合は、排泄物がおしりや足に付着していることもあります。
④キャットフードが置きっぱなし
とある猫カフェを訪れたときに気付いたのが、キャットフードのニオイです。多頭数の飼育ですし、猫によっては少量ずつ食べたい子もいるので、こればかりは仕方ないことですよね。不快なほど臭いわけではないのですが、猫を飼い慣れていないと、違和感を覚える可能性はあるでしょう。
⑤そもそも家の掃除・片付けをしていない
これはもはや、猫のせいではありませんね。家の生活臭は気付かないうちに蓄積してしまうものです。特に暑い時期は生ごみを放置するとニオイがきつくなります。
⑥空気の入れ替えをしていない
窓を閉め切っていると、どうしてもニオイが籠ってしまいます。
飼い主がするべき消臭対策6つ
①猫トイレ掃除はこまめに
常に排泄物をチェックして、こまめに取り除くことを習慣づけることで、急な来客にも対応できます。あまりにも尿のニオイがきついと感じる場合は、細菌性の膀胱炎になっている可能性もあるとのこと。気になる場合は病院で検査をしてもらいましょう。
また、猫トイレは定期的に丸洗いすることが望ましいです。猫トイレの洗い方についてはコチラも参照してみてください。
②ソファ・布製品の除菌・消臭
猫のおもちゃなど細かいものは、定期的に洗うのが望ましいです。もし、急な来客で洗えない場合は、いったんしまっておくなどの対処をすると良いかもしれませんね。
洗えない、もしくは洗いにくい猫ベッドや布類、ソファなどにはスチームクリーナー、または次亜塩素酸スプレーで対処できます。
スチームクリーナー
水を入れるだけで100℃近い温度の高温スチーム(蒸気)が出て、あらゆる場所を除菌・消臭できます。(革製品など、不得意なものもあります)洗剤が不要なので、ペットがいる家庭にはとても便利なアイテムだと思います。
ソファやカーテン、ベッドまわりなど、気になる場所にスチームをかけるだけでニオイもとれ、気分もさっぱり。ただし、夏場に使うととてつもなく暑いです(笑)。
私の愛用スチームクリーナーはこちら
昔はもっと高かったんですが、安くなりましたね。
次亜塩素酸水スプレー
地元の保護猫団体でも推奨されているスプレーです。たまたまチャリティーイベントのときに業者さんに捕まって(笑)、いろいろ説明を受けた記憶があります。これ1本でケージのお掃除からウィルス除去、消臭ができるのだそう。実際にアンモニアを染み込ませた布にスプレーして、無臭になったのには驚きました。
マーキングなどでトイレ以外で尿をしてしまった場合などにも、急場しのぎとして使えそうですね。
現在は別メーカーのスプレーを使っているのですが、それがなくなったら購入しようと考えています。ちなみに、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターみたいなもの)とは別物です、念のため。
③ウェットフードは出しっぱなしにしない
気になるのであれば、来客時はできるだけフードの出しっぱなしは避けた方が良いかもしれません。メーカーにもよりますが、ドライよりもウェットフードのほうがニオイが強い傾向にあります。夏場はとくにウェットは傷みやすいので注意が必要です。
④猫のお手入れも大事
ブラッシング
こまめなブラッシングは抜け毛対策になるだけでなく、猫の体の状態・体臭をチェックできる良い機会です。いっぱい話しかけながらキレイにしてあげましょう(^-^)
猫の蒸しタオル・シャンプー
猫はあまりシャンプーは必要がないとされていますが、状態によっては(排泄物が付着している、外に散歩に出たなど)洗う必要があります。我が家の猫も約2年の間に3回ほどシャンプーしました。しかし、シャンプーがストレスになる子もいるのであまり怖がる場合は無理しないほうが良いでしょう。
最近我が家ではかまどのストレスを懸念して、シャンプーではなく蒸しタオルで体を拭いてあげています。
かまどのストレスに関する記事はこちら
蒸しタオル、簡単でおすすめですよ(^-^)
タオルに水を含ませてから絞り、ラップに包んで約1分温めます。すごく熱くなっているのでタオルを開いて空中にバサバサと振って、ちょうど良い温度にしたら、冷めないうちに猫の全身を拭くわけです。顔を包むようにして拭いてあげると、うちの子は気持ちよさそうにしています。
⑤空気の入れ替えをする
ペットがいる・いないに関わらず、窓を開けて空気を通すだけで、部屋の籠っていたニオイがなくなります。できれば1日に1回は空気の入れ替えをするのが理想的。とはいえ、天気によってはそうもいかないこともあります。そこで活躍するのが空気清浄機。
我が家は加湿できるものも含めて2つ稼働させています。
いつか欲しいのが動物病院においてある空気清浄機。
話題の次亜塩素酸で除菌・消臭するのですね。いつも動物病院に行くたびに気になっています。
⑥洋服をクローゼットにしまう
外出するときに気をつけたいのが洋服のニオイです。ソファやカーテン同様、布製品はニオイを吸収しやすい性質があるので、クローゼットなどの扉を閉めて、隔離しておくとニオイが付きにくいと思います。
以前、勤めていた職場でニオイに敏感な人が、ペットを飼っている人が臭いと言っていた記憶があります。(>_<)世の中にはいろいろな人がいるので、出かけるときは気をつけたいものです。
猫も人間も清潔を心掛け、いつでも人が呼べる家にしよう
猫はきちんとお世話していれば、ほとんど臭いと感じることはありません。むしろ人間のほうが臭い場合があります(@_@。気をつけているつもりでも、自分自身や部屋のニオイってなかなか気づけないものですよね。
清潔を心掛けることは消臭対策になるだけでなく、健康的な生活をするうえでとっても大事なことです。
ペットを飼っていても「どうぞ、いつでも遊びにきて!」と言えるようにしたいものですね。私も頑張ります(^▽^;)