猫トイレは大きく分けて2種類
容器単体タイプか、システムタイプが一般的
猫は排泄物を砂で隠す習性があります。そのため、犬のトイレとの大きな違いは「猫砂」を使用するということです。猫のトイレは大きく分けると2種類あります。
- 容器単体+猫砂(固まるタイプ)
- 二重容器(すのこ)+猫砂
1の容器単体タイプは、保護猫施設などでもよく見かける、スタンダードなものですね。猫がおしっこをすると砂が固まるので、その部分だけをすくって処分できます。この場合、「トイレに流せる」タイプの砂(主に紙製の砂)が便利だとされています。
2の容器が二重になっているタイプとは、「システムトイレ」と呼ばれるトイレです。上の容器の底がすのこ状になっていて、シートを敷いた下の容器で尿を受け止める仕組みになっています。
どちらのタイプを採用するかは私も悩みました。固まる砂は便利だと聞くけれど、トイレに流して詰まらせたらどうしよう…。かといって、トイレに流さない場合は、尿も便も燃えるゴミになってしまうわけです。いろいろと悩んだ結果、我が家の方針としては
- トイレには流さない
- 尿も便も燃えるゴミ
- ニオイの問題もクリアすべし
- 尿の採取がしやすい(検査のとき)
ということを念頭に置き、「システムトイレ」を導入することに決定しました。システムトイレは、尿を吸収するシートが別途必要になるのでコストがかかります。しかし、トイレに流さないのであれば、やはり何らかの消臭対策が必要になるわけです。
【システムトイレを使うメリット】
- おしっこ数回分をシートに吸収できる(1匹で1週間使用可能のものもある)ので、ゴミがコンパクトになる
- シートは消臭タイプのものがほとんど
- シートを外せば、尿の採取ができる
【システムトイレのデメリット】
- 猫砂以外にトイレシートが必要になるので、コストがかかる
- トイレを丸洗いする際に、容器単体のものより若干手間がかかる
- シートの消臭効果だけではニオイが気になる場合もある
このデメリットの部分に関しては、少しの工夫でクリアできたため、我が家ではシステムトイレがベストだろうと判断しました。
我が家のシステムトイレ事情
ななかまどは生後1カ月半までお世話になっていた農家のお宅で、すでにトイレを覚えていてくれていました。(ありがたい!)そこでは固まるタイプの紙砂を使っていたようです。一応その砂を一握りいただいておき、我が家の用意したトイレの表面に撒いておきました。このニオイで、トイレの位置を認識してもらうためです。
結果は、大成功!ななかまどは我が家に着いたその日に、さっそく子猫用のシステムトイレを使ってくれました。我が家は木製のチップ(飼い主が個人的に木の香りが好きだから)なのですが、特に問題なく使ってくれています。やったー。
我が家で使っていた子猫用トイレはコレ
結構小さいので、ある程度大きくなった猫であれば、最初から成猫用でも良いかもしれません。我が家では生後6カ月くらいまで使用していましたが、さすがにサイズが合わなくなってきたので、写真のトイレに買い替えました。このトイレ、ケージサイズにぴったりなんです。
ケージ以外の場所にも、システムトイレをもう1台置いています。ケージの隣なので認識しやすかったらしく、問題なく使ってくれています。
写真の一番左下に砂の予備、ファイルケースにはうんちを入れる袋やトイレットペーパー、除菌シートなどが入っています。真ん中はうんちやおしっこシートなどを入れるゴミ箱。全部白系でまとめてすっきりさせてみました。どうでしょうかね。(^-^;
トイレグッズ入りファイルボックスの中身とアイテム公開
うんちが臭わない袋
写真にも写っていますが、この「うんちがにおわない袋」が最強!これのおかげで、快適猫ライフをおくれているといっても過言ではないといえます。このアイテムを知ったのは、「ねこほう」さんのおけげです。感謝!
うんちをしたらトイレットペーパーでくるんで取り、この袋に入れておけば、普通のフタ付きゴミ箱でもクサイと思ったことがありません。飼い主判断だとニオイに慣れてしまう可能性もあるので、たまに来る人にも確認しますが、「臭わない」とのこと。(もし、臭かったら教えてください)
ただ、決して安くないのが悩みどころではあります。値段はまとめ買いやセールなどで少し安くすることは可能ですが、それでも1枚当たり6円くらいではないでしょうか。そこで、我が家ではもったいない精神で2~4回分をまとめて入れています。
崩れるパインウッド(猫砂)
システムトイレに使用できる砂は、私が知る限りシリカゲル系かウッドチップなのですが、私は木の香りが好きです。慣れてくれると良いなあ、と思いながら導入したのですが、最初から問題なく使ってくれています。このウッドチップが優れもので、猫がおしっこをするとその部分だけが崩れてすのこから落ちる仕組み。
おしっこが触れた部分が崩れるので、表面に残らず衛生的なのと、崩れたチップがシートの表面を覆い、その抗菌力でニオイを軽減してくれています。粉塵が舞いにくいので、猫にも人間にも優しい。私的にはものすごいヒット商品です。もちろん、私が見つけたわけではなく、お世話になったのはヤマネコさんのブログ。
ヤマネコさんもおっしゃっているように、この商品はネットで入手するしかない(少なくとも、近所には売っていない)ので、切らしてしまうとすぐに買いに行けません。そのため、私は楽天セールのときにいくつかまとめ買いしておいてます。
システムトイレ用消臭シート
我が家のシステムトイレは、現在「デオトイレ」と「ニャンとも 清潔トイレ(スターターセット)」ですが、実はニャンとものほうが容器が大きめです。デオトイレ用と同じサイズのシートだと尿が漏れてしまい、悲劇がおこります。(体験談)そこで、それぞれに合わせたシートを購入しています。どちらも純正のシートだと割高なので、少し安めのシートを選んでいます。
デオトイレに使っているのはこれ
安いので、惜しみなく使えて助かっています。ワンちゃん用のシートを使っている人もいますね。毎日取り換えるのならコスパ重視でいきたいものです。
ニャンとも清潔トイレは少し大きいので、写真のシートがぴったりでした。シートの端が大きめに作られているので、横漏れを防止してくれます。
いずれのシートもひのき系の香りなので、木製の砂との相性も良いようです。
システムトイレで尿を採取する方法
我が家のかかりつけ動物病院では、尿の採取キット(注射器と密閉容器)を必要に応じて提供してくれます(ありがたい)。ない場合はスポイトで採取するのが一般的ではないでしょうか。
尿を取るときはシートを取り外しておき、トレーに直接落ちるようにします。砂はなるべく新しいものを使い、少なめに敷いておくのがポイント。私は薄いビニールシートを敷いておいて、尿を採取したらそのままビニールごと捨てています。
尿採取もしやすいシステムトイレは重宝しています
我が家の猫たちがストルバイトになってしまってからというもの、尿検査を頻繁にしなければならなくなってしまいました。システムトイレだと猫のストレスになりにくい方法で尿を採取できるので、猫飼い初心者の私にはとても助かっています。ニオイもほとんど気にならないので、我が家のような狭い間取りのマンションには特に向いているのかも知れません。2匹ともこのまま使い続けてくれることを願っています!
猫トイレの洗い方について書いた記事はこちら。